ウキの製作(その4)塗装下地処理
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さあいよいよ塗装の準備だ。塗装工程に入る前にはウキ表面の下地処理を行わなければならない。
この処理を行う事で塗装はきれいに仕上がり、ウキは工芸品の地位を獲得する。
4、塗装下地処理とウキトップ穴形の加工
仕上げ削りを終えたウキには砥粉などが用いられ、ウキ表面の凹凸処理が施される。
これは次の工程で行う塗装をきれいに仕上げる為の前処理なので、手を抜かずやってほしい。
砥粉を十分乾燥させた後サンドペーパーをかけ、表面を滑らかに仕上げる。
これを忘れると、仕上げ塗装が終わっても表面の凹凸は残ってしまうので注意が必要だ。
ウキトップ穴形状の調整
ウキトップ穴の廻りの形状は、全誘導の場合、
道糸を送り込みやすいようにすり鉢状にするのが望ましいが、
半誘導などうき止めシモリを使用する場合は、
シモリが引っかからない形状に留めて置く方が良い。
ウキトップ穴形状の加工や砥粉下地処理を終え、いよいよ塗装工程に入る。
(写真は下地処理を終え、ウキトップ穴を加工する前と加工後のものである。)