ここでは森研が好んで使用する材料を紹介する。
材料を大まかに分類すると、ウキ本体の材料、塗料、接着剤などが有る。
森研は、製作の工程で使用する小道具も自ら製作し使用するので、
工程で出てくる小道具等は、画像で推測頂き工夫、製作頂きたい。
1、ウキに使用する材料
昨今、ウキ本体には多彩な材料が使用されているが、森研は柔らかく加工しやすい桐材を好んで使用する。
桐材は高価ではあるが、通常の木材とは異なる木質構造から耐水性が高い事、
復元性も高く加工後の形状変化が起こり難く、また塗料、接着剤と相性が良い等の理由により
選択されたものである。また加工前には、十分素材を乾燥させることをお勧めする。
ウキに装着する鉛材、これも自らの加工品で、別ページで詳しく紹介する。
その他ウキの穴径材と浮力表示の貼り付け材などが有るが、これらをどの時点で使用するかは
製作工程で詳しく紹介する。
ウキ用桐材
錘と穴径材
浮力表示材
2、塗装材量
塗装は、ウキを工芸品として完成させる為に不可欠なものであるが、
実は見えない所で重要な役割も果たしている。
それは、透水性の遮断=耐水性能の向上、表面の傷付き防止、再補修などが挙げられる。
森研は敢えて乾燥時間が短いラッカー系塗料を使用している。これは海川望クラブ員数が多く、
多量のウキを短期間に製作しなければならないや他の塗料に比べ、補修工程が短縮できるからである。
以下使用している塗料を紹介する。
左から 溶剤、下コーティング剤のクリアとホワイト、スプレイ剤
お馴染み、ラッカー系塗料のニトロセルロースでクリアとホワイトカラー、
及びクリアスプレイ剤である。
セルロースクリア、セルロースホワイトは、下コーティングとして使用され、
スプレイ剤は塗装押さえとして使用されるが、使用の仕方は製作工程で詳細に解説する。
ポリウレタンクリア剤
ポリウレタンクリア剤
上塗り塗装の蛍光及びカラー塗装後に行われる艶出しや ウキ本体の保護塗装(仕上げコーティング)として使用される。
その他の塗料
①ラッカー系ニトロセルロースクリア剤、これは下コーティングの予備剤として使用する。
②蛍光塗料及びラッカー系カラー塗料、上塗りで使用する塗料で有る。
③ラッカー系カラー塗料 白、黒、これはウキ記銘の際使用される。